歴史
Ginja M.S.R.は1920年代、マヌエル・デ・ソウザ・リベイロ氏(1894~1976年、正式な名前はマヌエル・デ・アシス・ダ・シルバ・ダウン・イ・ロレナ・ギマランエス・オリベイラ・デ・ソウザ・リベイロ)によって作り出されました。彼はポルト市のセドフェイタという町の、紋章をもつ富裕層の家庭で生まれ育ち、イギリスの大学を卒業した後、アルコバッサの中でも最も大きな2件の農家で働き、そこで、ワインとブランデーの醸造に携わり、ワインとヴィネガー、ブランデーの有名な専門家となりました。

そして、ブランド名"Ginja M.S.R."は、1930年に商品登録され、その頃アルコバッサ修道院で作られていた、伝統的なGinjaに対抗するため、彼の専門知識を生かし、最も上質なGinjaが作り出されました。その製造方法は日々改善されながら、今日まで維持されています。

そして同じ頃、マヌエル・デ・ソウザ・リベイロ氏は、農家であるラポゾ・デ・マガリャンエス家で、書記をしていたデビッド・ピント氏と出会いました。デビッド・ピント氏はGinjaの品質や可能性に、はっきりしたビジョンをもっており、1930年代初め、マヌエル・デ・ソウザ・リベイロ氏から生産方法を買い取り、その後1940年に、David Pinto & Companhia, Lda社を創立、そのころからGinja M.S.R.を製造しています。



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David Pinto & Companhia, Lda社の創立者、
左から、アントニオ・ジョアキン・モレイラ氏、デビッド・ピント氏、べロ・マルケス・ダ・シルベイラ氏、そしてワイン検査官のトーマス・マルケス氏。
デビッド・ピント氏の死後、彼の古き協力者でありパートナーだったジョアン・セラフィン氏(1953年に同社に就職)が製造とプロジェクトの継続の責任を引き継ぎました。


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1999年、David Pinto & Companhia, Lda社は、オーナーが変わりましたが、家庭的である特徴はそのままにし、社の長い歴史に新しい時代をスタートさせ、この素晴らしい商品を、いつもと変わらない品質で、市場に出し続けることを可能にしました。

 
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Translation by Sayo Masumoto